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*2007年7月にイデアスを修了し、現在は某国際機関に勤務中。新ブログに移行しました。このブログは基本的に更新せずに、開発スクール(イデアス)の情報のみこちらでアップします

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masah

Author:masah
1年のアメリカ学部留学を経て、外国語系の大学を卒業。卒業後は専門商社で勤務。東南アジアを見たことで、大学院へ。広島大学大学院国際協力研究科で、修士号取得。。21世紀COEプログラム特別教育プログラム修了。06年秋からは、アジア経済研究所開発スクールで経済学をベースにして、開発・貿易について学んでいる。将来は国際機関、財団、シンクタンクで働くことを希望。経済学、政治学両方できたら理想と思っている。
TOEIC:940点 TOEFL:273点

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*本ブログはあくまでも個人的見解に基づくものであってアジア経済研究所開発スクールの意見を代表するものでは一切ありません。
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水道の無料はだめなのか?
なぜ水道は無料だといけないのか?

社会開発という開発スクールでもメインの授業のレポートのテーマです。より、詳しく書くと、

「これからの途上国の水道供給は、利用者負担を前提として行うべきである。これについて議論せよ。」

です。

なんとなく、利用者が負担した方がいいということは漠然と思うのですが、なぜかと言われるとなかなか難しいです。調べていくと以下のようなメリットがあることが分かってきました。

1. 住民が組織化される
利用者負担を行うということは、同時に住民の間で水管理委員会を組織するということです。水管理委員会を組織した上で、行うことは以下の様なことである。建設時の労働提供、水料金徴収、連動式ポンプなどの日常の機械の作動及び運転、機械の修理・メンテナンス、スペアパーツの入手などである。杉田[2006a]は、水管理という直接的な効果があるだけではなく、水管理委員会の組織化によって、開発への波及効果があることも指摘している。杉田[2006]によると、水管理委員会が発展して、開発委員会になり、住民組織化を通じてコミュニティ開発が促進されることがある。
 また、組織化するメリットを認識することで、他の分野でも組織することのメリットを見いだし、他の分野でも組織化が進む可能性がある。

2. オーナーシップの育成
利用者に一切負担を求めなければオーナーシップが育成されない。もしオーナーシップが育成されなければ、数々の問題が出てくると考えられる。1つ目に、管理維持の放置である。もしも利用者に負担がなければ、「自分たちのもの」という意識が育たず、せっかく作られた水施設が使用されず、結局不衛生の水を使用することになり、プロジェクトの目標が達成されないことになってしまう可能性がある。2つ目に、持続性の観点からも利用者負担を前提として、オーナーシップを育成してことが必須である。なぜならば、プロジェクト中に利用者に負担がなければ、プロジェクト終了後もすぐに彼らが負担を持つようにならない。そうすると、労力・運営費ともに負担することが難しくなり、結局その水プロジェクトは続かなくなってしまう。

3. 資金負担は他の活動へとつながる可能性がある
負担、特に資金負担を行うことは住民が他のプロジェクトを自主的に行うことを可能にする。例えば、杉田[2007]はセネガルのASUFORのプロジェクトの効果として、住民が収入向上プロジェクトが出てきたことをあげている。つまり、水管理委員会が適切に機能したことで、水料金の回収率が高くなった。その結果、目標額以上に積み立てられた資金を、住民の収入向上をのための活動資金に充てたのである。そこでは、女性のグループが作られ、養鶏や乳牛の飼育、節水農法による野菜づくりなどの活動が、行われたそうである。

4. 水や衛生に対する意識・行動の変化
杉田[2006b]負担を原則とすることで、利用者に水や衛生に対する意識・行動に変化出てくると指摘している。1つ目に、水利用組合による衛生啓蒙活動が行われるようになる。2つ目に、適切な水利用が行われるようになる。負担を強いることで、無駄遣いや独り占めなどが減る。3つ目に、給水施設周辺の掃除等を負担させることで、衛生行動の向上がもたらされる。4つ目に、トイレなどが整備されるようになる。

5. 行政との公平性
利用者が負担することで、水供給者と公平な関係を築くことが出来る。行政も、利用者に負担させているという理由で、情報を開示したり公平な水管理をせざるを得なくなるであろう。

というわけで、今日はメリットを見いだしてきましたが、同時に利用者負担にすることの限界や課題もあるように感じます。

と、書いておきながら、「なにがあるんだーーーーーー。わからん。」という状態ですが、明日考えてみようと思います。

参考文献
1. 杉田映理 (2006, a) 「水をエントリーポイントとした農村開発」『アジ研ワールドトレンド』6月号No.129: 36-39.

2. 杉田映理 (2006, b) 「水問題と国際協力」IDEAS講義資料

3. 杉田映理 (2007) 「第4章:水問題への働きかけ-安全な水と衛生」『テキスト社会開発-貧困削減への新たな道筋-』日本評論社.

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開発スクール授業内容 | 【2007-05-22(Tue) 01:17:43】
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2007-06-01 金 04:10:32 | | # [ 編集]
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